
鯛ラバという名称は今ではポピュラーになり鯛釣りの一ジャンルを築いています。
もともとは、漁師さんが鯛を釣るのに使っていたものを改良して、釣具メーカーが発売、一気に広がるというのはエギなどもあり、鯛ラバも同じですね。
著者は鯛ラバという名前がカブラと区別されていない頃、鳴門で挑戦したことがあります。
当時は釣具屋でもまだ鯛ラバという仕掛けはなく、地元の漁具店で漁師さん用の丸オモリに針が2本セットされたものを購入し、おしえられるままにサビキ用のラバーをつけて釣りに出かけました。
それから、瞬く間にブームとなり、今では各メーカーはブランド作りをし、様々な種類のロッドやリール、仕掛けを目にするようになりました。
タイラバというのはどちらかと言うと、ライトタックルとなりますので、錘やリーダーも重さや太さが〇号と呼ばれず、グラム、ポンドで表示されることが多いです。(私達ロートルは、戸惑いますが(^^;)。
3年前まではオモリに針、スカート&ネクタイと呼ばれる擬似餌が固定された仕掛けが主流でしたが、現在はオモリとネクタイ部分が別れた遊動仕掛けが主流になっています。
錘の重さは、深度1mで1gを目安に、釣場に合わせて40g、60g、80g、100gと変えていきます。針は鯛針を2本、ケプラー糸で結び、ネクタイと呼ばれるゴムや柔らかい素材で出来たものとスカートといわれる細いゴム糸のようなものを一緒に固定し、水中で小魚が泳ぐような演出をします。

おもり

ネクタイ

スカート

完成品
写真は自作用のパーツですが、最近は釣具屋に行けば目移りするほどたくさんの仕掛けを売っていますから、店員さんに聞き、よく釣れるものを選ぶのは賢い選択方法ではないかと思います。
オモリやネクタイにはさまざな形状、色のものがあり、アオリイカ釣りのエギと一緒でその選択は釣り人の頭を悩ませますから、自分で決めかねるならその方法を取ることをお勧めします。
これらをリーダーと呼ぶ先糸につけ、海底まで落とし、ゆっくりと巻き上げながら鯛が食いつくのを待つのです。
このサビキやルアーににた疑似餌を使った釣りですが、鯛が捕食しているイワシなどの小魚がいる時期、水温12度以上でなければ食いが悪いと言われています。
タックルや釣り方については別のところでご紹介しましょう。